真性包茎の手術を受けたい!真性包茎の治療・手術についてよくわかる基本情報

包茎には複数の種類があるので、包茎手術を受ける場合は自分がどのタイプの包茎に該当するのか確認してから、手術を受ける必要があります。包茎の中でも一番症状が深刻なのが真性包茎で、そのままにしておくとさまざまな面で不都合が生じる可能性があることから、多くの人が専門の病院で手術を受けています。

人によっては自分で努力して状態を改善しようとする場合も見られますが、真性包茎は自分の努力だけではどうにもならないことも多いので、専門家である医師の助けが必要になります。そんな時でも、真性包茎の手術に関する基本的な情報を知っておけば、安心して手術が受けられます。

真性包茎を治療するための手術

真性包茎とは、亀頭が常に包皮におおわれている状態のことです。亀頭がおおわれている点では仮性包茎と同じなのですが、異なるのは勃起した時の状態です。仮性包茎の場合には、勃起した状態の場合、自分で包皮を動かそうと思えば動かすことができますが、真性包茎の人の場合、包皮を動かすことができない状態になります。

これは亀頭をおおっている包皮の面積が狭いことにより起こる症状で、そのままにしておくと衛生的にも良くないことから、病院で治療をするのが一般的です。専門の病院では真性包茎の人のための治療として、包皮の一部を切除する手術を行っています。亀頭をおおっている余分な部分の包皮を取り除くことで、勃起した状態でも亀頭を露出させることができます。真性包茎を治療するための包茎手術は、仮性包茎の手術とは異なり健康保険の適用がある場合があります。

これは、真性包茎の状態が一種の病気とみなされていて、そのまま放置しておくと悪い影響が出る場合があることから、保険で治療が受けられるようになっています。保険が利用できるかどうかは真性包茎の状態によって異なっていて、重度の真性包茎ならば保険を適用して手術が受けられる可能性が高くなります。

手術をする前の診断と麻酔

真性包茎の手術をする場合には、他のタイプの包茎手術よりも時間をかけて準備をする必要があります。手術を受ける前に確認しておかなければいけないのは、陰部の状態です。通常の状態の大きさや勃起した時の状態を調べておくことで、どの部分の包皮を切除すればよいかがわかります。

包皮が亀頭をおおっている状態を確認しておくことも手術の前には必要で、勃起した状態でどのように亀頭の露出が妨げられているのかを確認することで、患者に最適な切除部分を選べます。包皮の厚さや長さなども人によって異なりますが、それらの条件を全て事前に調べておくことで、実際に切除する時の手助けになります。手術はまず陰部に麻酔を使用することから始められますが、麻酔の方法も病院により異なります。

麻酔注射による痛みを避けたい場合には、注射のための麻酔を使用することもできます。皮膚に貼り付けるだけで麻酔の効果があるシールもあるために、痛みが苦手な人も安心して手術が受けられます。麻酔の効き目が現れれば実際の包皮を切除していく手術が開始されますが、どのように切除していくかは患者の状態により判断され、患者ごとに最適な方法で手術が行われます。

包皮を切除していく手順
真性包茎の治療のために包茎手術が行われる場合には、環状切除術という方法で、包皮の切除が行われる場合が多いです。この方法ではまず、包皮の先端部分を鉗子ではさんで引っ張り、亀頭を手術しやすいように移動させます。その後、切除する必要がある部分の包皮を2本の鉗子をつかって固定して、この鉗子に挟まれた部分を切除します。

切除する包皮の長さは場所によって異なり、背中側の部分を長めに切除します。お腹側の部分の包皮は短めに切除することで、全体のバランスをとることができます。不要な部分の包皮を取り除いた後は、切除のために切り開いた部分の包皮を再び元の状態に戻す必要があります。切開された包皮は手術用の糸を使うことで縫い合わされていき、縫った跡がわからないように縫合が行われます。

包皮を縫い合わせる時に使用する糸は、体の中で自然に溶けるタイプの糸を使えば、抜糸手術を後でしなくて済みます。縫い目は時間が経てばほとんど目立たなくなりますが、縫合に使用する糸を極細のものにすれば、さらに縫い目を目立ちにくくできます。手術をした後は陰部をしばらく安静の状態にしておく必要があり、一週間ほど経過して医師の許可が出れば、普通に生活ができます。

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まとめ

真性包茎は包茎の中でも最も症状が深刻なもので、勃起した状態でも亀頭が包皮に包まれた状態になっています。自分で動かすことも難しいために、正常に亀頭を露出できるようにするためには医師による治療が必要です。専門の病院で真性包茎の治療のために行われている一般的な方法が、亀頭をおおっている余分な包皮の切除手術です。

どれだけ切除するかは患者の状態によって異なり、手術前に陰部の状態をしっかりと確認することで、不要な部分だけを切除することができます。手術中は麻酔を使うので痛みを感じることはなく、不要な包皮を切除した後は、切開した部分を再び縫い合わせて手術は完了します。